いちごの杜のいちごを十分楽しんでいただくために、いちご狩りを思う存分お楽しみください。私たち生産者からのお楽しみいただく方法です。
いちご狩りの期間はいつから、いつまで?
いちご狩りっていつ行くのがいいのでしょうか?当いちご狩りの温室は12月23日頃から翌年の5月中旬まで開園しています。一般のいちご狩りは正月明けからゴールデンウイークまででしょうか。
いちご狩りのスタートが1月のお正月明けからなのは、はっきり言って、生産農家さんの都合ですね。最近はいちご狩り専用の温室を経営している農家さんや生産団体、生産法人もありますが、基本的にはいちご狩りの温室経営は農家さん個人がほとんどです。農家さんが個人的、家族的経営をすると、やはり年末年始はお休みしたいですよね。『盆暮れ正月くらいは家族団らんで。』ということ。
それと12月の後半のクリスマスまでは地方の市場でも苺の相場が高いのが傾向ですので、年末までは市場出荷優先になるのは当然ですよね。
私たちのいちご狩り温室は大晦日もお正月も開園していますので、初日の出の帰りや、初詣のついでにお立ち寄りになるお客様も結構います。
いちご狩りへはいついくのがいい?
皆様、誰といちご狩りへ行くのでしょうか?子どもと、家族で、カップルで、女子会で、男同士は?? でも一人でいちご狩りへ来る方は、いない訳ではないですが、少ないですね。家族が一番多いです。当然。次が女子会ついでにいらっしゃるのも多いですね。でも実は男性だけのグループも最近多いです。ただし若い方達ですね。
シーズンを通して、いつの時期に行くのがベストかといえば、やはり4月です。意外でしょう!皆さんいちご狩りといえば、1月~3月くらいだと思っていませんか?そのように思っている方が大半です。しかし生産者からすれば、いちごは元来春の植物。春に向けて元気に育っていきます。いちごの木が元気な時がもちろん美味しい果実も実ります。当たり前ですね。しかも入園料金も安いし。こんなこといちご狩りの温室を経営している側が言っちゃいけないですね(笑)
でも皆さんやっぱり1月~4月にいちご狩りをする方々が多いですよ。なぜでしょうか? それは外で遊ぶには寒いからでしょう。温室の中は暖かいですから。昼は常に20℃~25℃位ですね。寒い時期は快適です。春になると温室内は暑く感じる時もあるでしょうし、春は子ども、大人もお外へ行きたくなりますよね。
そうは言っても、お客様がたくさん来園していただける時期に、しっかりしたいちごを食べていただきたいですね。私たちも冬場の栽培にはとっても気を使っています。とにかく他のいちご栽培の農家さんと違うと思うのは、いちごの木づくりですね。私たちのいちご園のいちごの木は多分他のいちご園の木よりも大きいと思います。いちごの栽培方法には色々な考え方、栽培方法がありますが、当いちご園の栽培はとにかく木を大きくして木に力をつけることです。元気で健康な木には良い実が実ると思っています。『それは間違っているよ。』という方々が大半かもしれませんが、農業ってやってみると結構その人、その人でやり方や考え方が違いますし、皆さん自分の考えに自信を持ってやってます。いちご狩りへ行ったら、皆さん比較してみると面白いですよ。また生産者の方にお話しを聞くのも面白いですね。
いちご狩り園の選定は
いちご狩りへはどこへ行くか?一番の問題ですね。今はいろいろないちご狩り園があります。選定の目安を考えてみます。
1.いちごが十分実っているかどうか
2.温室の大きさ
3.温室の設備
4.いちご狩りの時間制限
5.栽培品種
6.駐車場
7.トイレ
8.売店
9.その他
1.いちごが十分実っているかどうか
一番大切なことですね。いちご狩りの温室にいちごが実っているかどうか。ホームページを確認したり、電話で確認が必要かもしれません。特に毎年のことですが、1月~3月はお客さまが集中しますので、是非確認してからいちご狩りに行ってください。私たちの温室でもいちごが無くなってしまう週末も時にはありますので、お越しの際はご連絡、確認してください。
やはり確認なしで直接いらっしゃるお客さまもいます。その場合は温室の中を見ていただき、納得いくようでしたら、いちご狩りをしていただきます。私たちから見れば、隠れたところに結構いちごがあったりしますので。ご案内します。
2.温室の大きさ
いちご狩りの温室の大きさは様々ですね。農家さんが家族で経営しているビニールハウスであったり、私たちの温室のように鉄骨で背の高い、面積的にも広い温室もあります。経営的には圧倒的にビニールハウスの連投型(ビニールハウスが沢山並んでいるいちご園)が経営しやすいです。
何故かというと、まず栽培的に狭い分病気や害虫の対策が容易です。また、いちごを品種別に栽培すれば、管理も簡単です。いちごも品種によって、温度管理や肥料管理が異なりますので、同じ温室内で栽培するよりも、品種ごと別々の温室で栽培する方が全然簡単です。
そして、お客様を案内するのが簡単ですね。
連棟型であれば、お客さまを案内する時に、まず一棟目のハウスへ案内します。そして一棟目のハウスの温室のいちごがすっかり無くなってから、次のハウスへお客さまを案内します。二番目のハウスのいちごが無くなれば三番目と順番に案内していけばいいのです。これはこれで仕方のないことですが、お客さまにしてみれば、ハウスのいちごがほとんど無くなったハウスに入れられてはちょっと残念ですね。いちごがほとんど残っていなかったり、小さいいちごばかりだったりすると、せっかくのいちご狩りがガッカリです。
でも、良心的なスタッフであれば、様子を見ながら、お客さまを案内しますけどね。
栽培管理者であれば、やはり大きな一棟建ての温室は管理が難しいです。そういう意味では、大型の温室の方が同じいちご狩りでも行く価値は高いですね。そして温室内に入ってみれば、広々とした解放感はビニールハウスの連棟型とは比べ物になりません。
3.温室の設備
温室の設備といいますか、栽培方法ですね。基本的には土耕栽培か高設栽培かですね。トンネル型のビニールハウスはほとんどが土耕栽培です。土耕栽培の場合は地面に直接いちごを植えていますので、いちごを摘む時にかがまなければなりません。しゃがんで、立っての繰り返しで、年配者のかたは大変ですね。履いている靴もスニーカーのような靴でないと無理です。また車椅子は入れません。
高設栽培は立ったままいちごが摘めるので、非常に楽ですね。小さい子供でも大体、胸から顔の位置にいちごがあるので、いちご狩りがしやすいです。またバリアフリーもうれしいです。車椅子で入れる施設もあります。当温室は勿論車椅子OKで、バリアフリーです。靴も何でもOK。ハイヒールだって大丈夫。
4.いちご狩りの時間制限
時間制限については色々と考え方があります。最近無制限という温室もありますが、以前から一番多いのは30分位でしょうか。私たちのいちご狩り園は40分です。特別制限時間について今まで時間超過でお客さまに注意したことはないので、無制限にしても構わないのですが、経営者の考え方だと思います。大多数のお客様はいちご狩りは30分以内で終了しますので新規に入ってきたお客様のことを考えてですね。
5.栽培品種について
栽培品種の数は栽培者と経営者の考え方によります。栽培品種は少ない方が育てやすいですし、品質的にも統一できます。お客様も色々な種類のいちごを食べたい方と自分の好みだけのいちごを食べたい方がいますね。
私たちの温室でもこれまで色々な品種を作ってきましたが、やはり開園期間を通して、より良い品質のいちごを提供するには品種を絞った方がいいという結論です。それでも毎年新しい品種のテストもしていますので年々いちご狩りの品種は増えています。
6.駐車場について
駐車場については、マイカーでお越しになる方が大半ですでの、きちっと整備されているところがいいですね。畑に建っているハウスですと、駐車場が土むき出しだったりしますので、車の汚れを気にする方はNGですね。また雨の日は困っちゃいます。私たちのいちご狩り温室はアスファルト舗装の駐車場ですのでご安心を。
トイレについて
これが結構重要チェックポイントだったりします。当社でもこの点は建設時に非常に気を使いました。家族でしかも小さな子供を連れての観光やお出かけで、困ってしまうのはトイレです。大きなトイレで子ども連れで入れるきれいなトイレが無いと私は個人的に絶対嫌なので、大きなトイレにしました。いちご狩りの温室を建設するに当り、各地のいちご狩り温室へ行きましたが、仮設トイレだったり、小さなトイレだったりする所があります。
8.売店について
売店はいちごだけ販売している所、その他お菓子や、アイスクリームやスイーツ等を販売している所もありますね。
私たちの温室では、まず美味しい様々ないちごを中心に当社の経営している別温室の数種類のトマトを販売しています。また、当温室でとれたいちごでのジャムやドライイチゴも販売しています。その他いちごのお菓子(苺大福等)もあります。以前はお菓子を沢山置いたこともありますが、お客様にはあまり好評ではなかった為、やはり売り場はいちごを充実させています。
その他
私たちは数年前からいちご狩りにいらっしゃった方にはいちご狩りが終了後に、石焼き芋を一人一本ずつ差し上げています。これが思いの他好評です。中にはいちご狩りそこそこでお芋を買って帰りたいと言う方もいます。以前は販売はしていなかったのですが、ご要望が多かった為、昨年から販売もしております。まずはサービスの一本を食べてみて下さい。石焼き芋も毎月品種が変わっていきますので楽しめます。