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パートさんの年収について。奥様でパートのお仕事をなさっている方は沢山いますね。当社の温室でもトマトの温室といちごの温室とでたくさんのパートさんが働いています。社労士さんから聞きました。厚生労働省の発表ですが、パートタイマーの70%は、今後もパートで仕事を続けたいと思っているアンケート結果があるそうです。パートさんの働き方と今後について。
パートで働いている理由と今後の働き方
厚生労働省の発表ではパートさんが、パートで働いている理由は
1.生きがい・社会参加のため 31.2%
2.正社員として採用されなかったから7.4%
と生きがいや、社会参加をしたい等積極的な理由が多いのですね。
今後の希望する働き方も
1.パートで仕事を続けたい 72.0%
2.正社員になりたい 18.9%
とパート志向なんですね。当社でも皆さん長く勤めていただいている方が多いので、安心しています。
最低賃金が大幅引き上げ
全国の各県ごとに最低賃金は異なりますが、毎年、毎年最低賃金が引き上げられています。当社の千葉県も平成29年10月1日から前年よりも26円上がって、時給868円になりました。
実際のこの地区の給料は時給900円から1,000円でしょうか。13年前にこの仕事を初めた時よりも300円近く上がってますね。それでもパートさんが年齢的問題で辞めていってしまうと、募集をかけても中々集まらない状況です。当社に限っては結構時間的にも融通がきくのかパートさんも集まりますが、問題があるのです。問題です。この時期(年末)です。
年収 103万円の壁 130万円の壁
毎年、年末近くなってくると多くんのパートさんが出勤調整に入ります。
『お父さんとの約束で年収が103万円で抑えなければならない。』
『130万円までといわれている。』とか、
出勤者が目に見えて減ってきます。もちろん社員もわかってはいるんですが、何せトマトやいちご相手のお仕事ですので、その年によって仕事の増減があります。中々調整は難しいですね。
103万円は配偶者特別控除の問題です。
世帯の税金を減らす制度ですね。妻の年収が103万円以下の場合に適用され、夫の所得から38万円を控除できる制度です。控除額は段階的に減っていくので、103万円を超えると一気に38万円の控除が無くなるわけではないのですが。
130万円の壁は厚生年金と社会保険
夫が厚生年金に加入していて、扶養されている妻が年収130万円未満であれば第3号被保険者として国民年金へ加入することができるのです。最近よく聞きますね第3号被保険者。ちなみに第1号も第2号もありますよ!
妻の第3号被保険者が優遇されている点は、保険料を負担せずとも老齢基礎年金を受け取れるという点です。仮に20歳で結婚し、60歳までずっとサラリーマンの妻であったとすれば、65歳から満額の老齢基礎年金を受け取れます。このあたりが魅力でしょうね。それ以外にも旦那さんの給料でも配偶者手当があるんですかね。
外国人技能実習生受入れ
先日、このブログでも投稿しましたが、当社でも外国人技能実習生を雇いいれることになりました。これらのパートさんの二つの壁が影響しています。でもそもそも人手不足ですし、そもそも人口減ですものね。これから人手のことを考えると暗くなってしまいそうですが、前向きに考えていこうと思います。何かしら解決策があるでしょう。
外国人技能実習生の受入れ上限5年の新制度
平成29年11月1日の日本農業新聞には外国人技能実習制度が新制度に切り替わるとあります。
実習生を受け入れる農家や、研修生の受けを仲介するJAなど管理団体への監督を強化して、受け入れ側が適正に制度に取り組んでいれば、実習生の受け入れ期間を最長3年から5年に伸ばすそうです。
喜んでいいのか。悪いのか。人手不足の根本的な解決にはなっていないようにも思えますし。どうなのでしょうか?
これがからの若者や子供たちはこのような合法的な外国人労働者の方々と一緒に働く機会が多くなるのではないでしょうか。
仲良く一緒に働いてほしいですね。
当社に今月から初めて来る実習生たちです。
仲良くやっていきましょうね!