子どもに安全ないちごを食べていただくために。 いちごの農薬は天敵(てんてき)で。

安全 いちご狩り 天敵

目次

安全ないちごを子供たちに食べていただきます。天敵はいちごの温室の人気者~正義の味方~

いいちごの温室には厄介な悪者がたくさんいます。その中でも、いちご栽培を始めてほとほと参ったのが『ダニ』です。
安全 いちご狩り 
これは『マダニ』といい、民家の裏山や、畑やあぜ道などにも生息しています。野生の動物や人を吸血します。刺されると非常に痛みとかゆみが発生しますね。
しかし、温室で生息するダニはマダニではなく、葉ダニです。
安全 いちご狩り
これです!こいつ!こいつが可愛いイチゴちゃんの葉の裏にひっついて養分を吸ってしまうのです。葉ダニの繁殖力はものすごく、発見が遅れると数日~数週間で全温室に広がり、手がつけられなくなります。最終的にいちごの葉が枯れてしまい、いちごの木は死んでしまいます。とにかく繁殖力が強く、いちご栽培農家には厄介者です。

ダニを退治していちごを守る

 

このダニは一度発生すると、経験上適正な防除(農薬散布)をしても完全に排除できないとても憎らしい害虫です。
ダニが発生して、一度防除をしても葉の裏に残っていたりして、農薬が虫にかからず、いくらかは生き残ってしまいます。また農薬がかかっても、生き残っているダニもいます。

ダニの発生から薬剤散布(防除作業)の流れ

ダニの発生 ⇒ 1回目の薬剤散布 ⇒ 大半は死んでしまうが少しだけ生き残る

⇒ 生き残ったダニは1回目の農薬に耐性がついてしまう。 ⇒ 耐性がついダニは1回目の農薬が効かなくなる。

⇒ 2回目の薬剤散布は1回目の農薬と異なる農薬を使用する ⇒ 大半は死んでしまうが少しだけ生き残る

⇒ 生き残ったダニは1,2回目の農薬に耐性がついてしまう。 ⇒ 耐性がついダニは1,2回目の農薬が効かなくなる。

⇒ 3回目の薬剤散布は1,2回目の農薬と異なる農薬を使用する ⇒ 大半は死んでしまうが少しだけ生き残る

⇒ 生き残ったダニは1,2,3回目の農薬に耐性がついてしまう。 ⇒ 耐性がついダニは1,2,3回目の農薬が効かなくなる。

⇒ 4回目・・・(T_T)

そう、きりがないのです。奴らは(ダニたち)は薬剤散布をするたびに、農薬に対し抵抗性をつけて生まれ変わり進化していくのです。そのうち最強のダニになっていきます。まあその前に散布する農薬が無くなりますが。

そこで当社は開園当初から憎っきダニらを退治するために、力強い私たちの正義の味方(笑)天敵を使用します。この天敵は敵(ハダニ)と同じダニ類です。ダニがダニを退治してくれるのです!(^^)!

安全 いちご狩り 天敵

安全 いちご狩り 天敵
正義の味方1号、スパイデックスです。カッコイイですね。彼らスパイデックスはハダニを直接捕まえて食べてくれます。もちろんいちごと人間には害はありません。

安全 いちご狩り 天敵

安全 いちご狩り 天敵
スパイカルです。彼も強そう!スパイカルはハダニを食べますが、雑食性でいちごの花粉なども食べるので、ハダニがいなくなっても生きていけます。もちろんこちらもいちごと人間には害はありません。

まず最初はスパイデックスで葉ダニをやっつけます。やっつけると、スパイデックスは餌がなくなり、次第にいなくなってしまいます。

その後も時々葉ダニは少しづつ発生するのですが、今度はスパイカルを散布して、葉ダニが出てきては食べてもらい、葉ダニががいなくなったら、いちごの花粉などを食べて生きていってもらいます。このようにして葉ダニをやっつけてもらいます。正に私たちにとって、正義の味方です。

安全ないちご狩りをしていただくために~薬剤散布について~

 

当菜園ではいちごの病気の治癒や害虫を駆除するために、薬剤散布を定期的に行います。直接お客様がいちごを摘み取り食べますし、ましてや小さな子供たちの来園も多いので、徹底した安全な散布方法を取っています。いちごの登録農薬の使用はもちろん、回数と期間に関しても徹底的に管理しています。

実は私たちは本業はトマト栽培です。いちごの温室の近くに30,000㎡(約9,090坪)の大型施設でカゴメ(株)様のトマトを栽培しています。カゴメ(株)様やイトーヨーカ堂様など様々なお客様に生鮮のトマトを販売しています。こちらの温室では当たり前に厳しい農薬の管理をしています。お客様のチェックも非常に厳しいものですが、安心安全を第一に考えて、管理しています。当いちご狩り温室はトマトと管理者、管理機関が一緒ですので、安心して食べていただけると思っています。

私たちの本社は 株式会社 山田みどり菜園 です。
http://www.midorisaien.jp/tomatoen/

 

農薬について

 

いちごを栽培していくには病気や害虫対策は必須です。お客様に安心していちご狩りで、直接いちごを食べていただけるように化学農薬は極力少なくして、微生物農薬や天敵防除をたくさん取り入れています。

安全 いちご狩り 天敵

スパイデックス5,000頭の入った容器

安全 いちご狩り 天敵

今年もスパイデックスを投入!

また、当温室では電解水発生装置を使用して、電解水の散布を行います。この電解水は人体に悪い影響はありません。電解還元水として飲用している方もいます。
電解水を全体散布することによりより安全で清潔な温室環境となり、また安全で清潔な直接食べても安心ないちごになります。

 

安全で美味しいいちごを作る 電解水とは?

 

”電解水は、私たちの生活の中でも身近な「食塩水」から作ることができます。食塩水を隔膜を介して電気分解すると陽極(プラス)側に酸性電解水が、陰極(マイナス)側にアルカリ性電解水が生成されます。2つの電解水は、それぞれが衛生管理に役立つ、異なった特徴を持っています。”

”酸性電解水は食品や医療器具などの殺菌に用います。次亜塩素酸ナトリウムと同様の効果があります。次亜塩素酸ナトリウムといえば子供たちの学校のプールの水に入れる殺菌剤ですね。ただし次亜塩素酸ナトリウムよりも酸性電解水は残留性が低いため、食品に塩素臭がほとんど残らない。おいしさを守りながら殺菌することが可能です。”

 

安全で清潔な美味しいいちごを提供するために

 

私たちは様々な努力をして安心して直接食べられる、いちご狩りのいちごを栽培生産しています。自然界に存在する天敵を使った害虫駆除であり、安全に殺菌する機器を使用したりしています。家族みんなで安心してお越しください。

いちごの直売所あります

色々ないちご