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虫に好かれる人と嫌われる人?
いちご狩りの温室には、いちごの花を受粉させるハチがいます。
私たちの温室では黒マルハナバチを使っています。在来種で北海道に多く生息しているハチです。
非常に温厚なハチで、まず刺されることはありません。
でもこの写真は違和感がありますよね。お気づきでしょう。私の指の上にのっています。
私たちは平気でこのようなことをしますけど、別に虫に好かれているわけではありません。扱い慣れているだけです。
皆様はハチを見かけても絶対に触らないでください。
ハチですから、お尻に針をもっています。触り方を間違うと刺されます。
私は一度痛い目にあってますが、そのうちハチののせ方が分かったんです。でも内緒です(笑)
つまんだり、握ったり、叩いたりすると攻撃する場合があります。でも顔の近くや服にとまってきたりしたら、困ってしまいますよね。そんな時は手で直接払わないで、手で仰いで風を送ってやってください。すぐに飛んでいきます。
顔の近くに来たりした場合は本当はそのまま知らんぷりしていれば、しばらくすると飛んで行ってしまいますが、顔をそむけて、ハチから顔を遠ざけてください。
虫が嫌いな人は手で虫を払います。それはそれで人間が身を守るため当たり前なのですが、小さな虫にとっては大変な事態です。自分の体の何倍もの大きな物体が飛んでくるんのですから。虫の性格によっては攻撃的になる虫もいるでしょう。
虫が好きな人は扱いがうまく、虫が嫌いな人は扱いが苦手です。当たり前ですね。
特別虫に好かれている訳ではないですよ。
ところで、なぜハチは男性より女性に近づくことが多いのでしょうか?
それは香水の香りに寄ってくるからだそうです。いい匂いが好きなのでしょう。
犬に好かれる人嫌われる人
『犬は犬好きの人間が分かる。』とは、よく聞きますね。
ということは『犬は犬嫌いの人間が分かる。』ということと同じです。
さて本当にそうなのでしょうか?犬は本当に人間を見分けているのでしょうか?
この子は我が家の飼い犬です。ジャーマンシェパードです。確かに飼い主と家族にだけしか、なつかない他人には怖い犬です。
宅配便のドライバーさんや、郵便屋さん、ガス屋さん、近所の方、みんな怖がります。
でも家族以外唯一怖がらないし、この犬が静かになるのが、獣医さんです。
やはり犬も何か感じるものがあるのでしょうか?
違います。扱い方やどうすれば犬が服従するか。職業上分かっているのですね。
我が家に来る女性の獣医さんはいつも言います。『この子たちは、すべて分かってる。頭のいい子たちなのよ。』と。
好かれる人、嫌われる人
さて人間はどうでしょうか。
人から好かれる人、嫌われる人の違いは?
大人が考えるよりも、子供たちにとって人に好かれる、嫌われる、ということは非常に重大なことだと思います。
まず生活している世界が限定的です。学校の友達と先生の世界だと数十人ではないでしょうか。その世界から基本的に自分の意志では、出たり入ったりできないのですから大変ですよ。
しかも長時間、長期的に一緒に過ごさなければならない。
『そんな重大なこと?』というお父さんもいるかも。
でも大人とは違います。何しろ生きてきた年月が違う。経験が違います。要するに対人関係で発生した問題を解決してきた数が違うのです。
大人で子どもの頃は、今より対人関係で悩んだ人もいるかもしれません。でも今がうまくいっていれば忘れてしまっています。
子供のサインを見逃さないでください。
子供が相談できる環境を作ってあげてください。
そして、親が積極的に介入して解決してあげる前に自分で解決できる方法を一緒に考えてあげれれば、良いのではないでしょうか。
さて、なぜ虫だ、犬だと例を挙げたかというと、基本的には対人関係と虫、犬との関係って似たようなものかな。と思ったからです。(失礼な言い方をしてすいません。)
好かれる人とは。
1.自分にとって、有益な方(犬だとエサを与えてくれる人)
2.自分に優しい方、楽しい方(犬だと一緒に遊んでくれる人)
3.自分へ笑顔を向けてくれる方。自分を肯定してくれる方。
4.相手(人と犬もですが)の扱いの上手な人。
5.怖い人(犬にとってはしつけが厳しい)
基本的に犬と同じです。虫は4.だけですね。
これらをどのように子供に分かってもらうか。ですが、大人のように上手くはいきませんね。
私の個人的な意見では2.と3.に気を付ければ子供たちはすぐに仲良くなるのではないかと思うのですが。
うまが合わないひと、嫌われているかなと思う人に笑顔はきっと出来ていません。勇気をもって笑顔で楽しそうにお話しすることを続ける。相手も悪い気はしないはずです。いつかいい関係になるのではないでしょうか。
そうそう簡単に行かないのが人間関係ではありますが、子供たちの日常生活は楽しくさせていきたいですものね。