子供へ思いやりを教育する~昔話しの影響~

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目次

子供に読んであげる日本昔ばなし

いちご狩り千葉_日本昔ばなし

昔ばなしといえば、『日本昔ばなし』でしょうか。子供の頃にテレビでよく見てました。

小さい子供が本を読むのを始めるのは、おとぎ話や昔ばなしからでしょう。この小さい頃に読んだ、または読んでもらった昔ばなし等は本当によく記憶に残っています。

大人になって、この昔ばなしはどういう意味があるのか?実話に基づくものなのか?それとも想像の世界なのか? 考えてしまうことはありませんか?

 

浦島太郎は?

浦島太郎_こどもへ

たとえば『浦島太郎』はいかがでしょうか。

まんが日本昔ばなしでは、

むかし、年老いた両親と一緒に住んでいた若者(浦島太郎)が、ある日子供たちにいじめられている亀を助けた。

その亀の恩返しで、竜宮城に招待され、乙姫様と楽しい日々を過ごした。

その後故郷に帰りたくなり、帰る時に、乙姫様が

『村へ帰って、もし困ったことがあったらこの玉手箱を開けなさい』といわれ、箱をわたされた。

帰ってはみたものの、村も家族も誰もいなくて、困った浦島太郎は玉手箱をあけた。

そしたら、白い煙が出てきて、たちまち太郎はお爺さんになってしまった。
と『日本昔ばなし』のデータベースにはあります。

ここからして、私の記憶と食い違うのは、乙姫様は『玉手箱を開けてはいけない。』と言ったのを浦島太郎は開けてしまったのではなかったでしょうか?

本当の浦島太郎は?

浦島太郎の物語の根本は、室町時代の『御伽草子(おとぎぞうし)』です。その『御伽草子』の元が、皆さんご存知の『日本書紀』だそうです。

そう、とても古いお話しなのです。そして浦島太郎の絵巻物も存在します。日本昔ばなし_子供_浦島太郎

そこで、原文の解釈ではいかの通りです。

浦島太郎はある日、釣りをしていて亀を釣った。
太郎は『亀は万年生きるのに、ここで殺してはかわいそうだ。』と逃がしてやった。
数日後、また釣りに行くと海の上に美しい女性(乙姫様ですね)が乗った小舟をみつけた。近寄ってみると、自分達の船が転覆して、その女性だけ助けられたとのことであった。
故郷へ帰りたいというこの女性が哀れになり、太郎は船で10日間かけて、女性を送りとどけた。
その女性の屋敷が見たこともない豪邸(これが竜宮城)であった。

女性から太郎へプロポーズして、結婚しそのまま楽しい日々をすごした。まるでオシドリのように。
竜宮城の中には建物の中に四季があり、春夏秋冬それはそれは美しいものであった。

3年が過ぎ、太郎は故郷の両親が気になりだし、1か月だけ帰ってみたいと、乙姫に相談した。しかし乙姫は、『今別れてしまうと、次はいつ会えるかわかりません。生まれ変わっても、あなたと夫婦になりたい。』と泣き出しました。

でも太郎は故郷へ帰ることを希望しました。
乙姫は、自分が助けてもらった亀であることを告白し、『どうしても元の世界に帰るのなら、この箱をお持ち帰りください。しかし決して開いてはなりません。』と言う。

故郷へ帰った太郎が見たものは、荒れ果てた荒野だけであった。誰も知る人はいない。それもそのはず、そこは太郎のいた世界の700年後であった。

太郎は絶望のあまり、今の絶望より大きな絶望はないと思い、約束をやぶって玉手箱を開けてしまう。
すると箱の中から、三本の紫色の煙が立ち上り、24~25歳の太郎の姿はみるみるうちに変わって、最後は鶴になってしまった。鶴は大空へ羽ばたき考える。

『恐らく、竜宮城にいる間はもとの世界の何倍もの速さで年を取ってしまう。人間などあっという間に死んでしまう。乙姫は私が年を取らないように私の歳をあの箱に入れておいてくれたのだ。そしてもし、箱を開けてしまったら、私のために千年生きる鶴に生まれ変わるようにしてくれたのだ。』

鶴になった太郎は蓬莱の山へ向かって飛んで行った。

※蓬莱の山とは中国の想像上の山、仙人の住む山(竜宮城のこと)
その後太郎は丹後の国(現在の京都府北部)に浦島明神としてあがめられた。竜宮城の亀も同じ場所に神として現れ、夫婦の神になることができました。

※亀は玄武を意味しているという説もあります。玄武とは四神(しじん)という天の四方の方角を司る霊獣で北を司ります。亀は北にある冥界と現世を往来できると信じられていました。

この昔ばなしで子供に教えたいことは、

亀を逃がしてあげて、また再度姿を変えて戻ってきた乙姫(亀)を助けてあげた太郎の情深さです。

情に厚い人ほど幸せが訪れるということでしょう。

また、玉手箱を持たせた乙姫は煙によって、太郎の年齢を戻してしまうのではなく、鶴の姿に変えて、再び会いたいという深い愛情が感じられます。(700年の月日を戻せば死んでしまいます。)

700年後に戻った太郎はまた300年生きられる鶴(鶴は千年亀は万年)に姿を変えてその後幸せに亀(乙姫様)と暮らしました。ハッピーエンドなのですね。

 

○生あるものには情をもって接すること。

○情に厚い人人ほど幸せが訪れる。

○人を思いやることの大切さ。人を愛することの素晴らしさ。

子供にお話ししてあげてください。

 

 

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